屋内の電気工事はどんなものがあるの?
- 2024/05/20
屋内の電気工事で多いのが電気配線工事です。
建物内で電気を使用するには、送電線を伝って変電所を経由された電気を、各建物内に届くようにしなければいけません。
引き込み口から入った電線はブレーカーを経由し、分電盤につなげていきます。
分電盤を経由することで、各建物内で電気を分岐させることができ、必要に応じて電気を流すことができます。
分電盤の中を見ると、キッチンや寝室、リビング、お風呂などと場所ごとの電気ブレーカーが設置されているはずです。
屋内配線によって、電気は15アンペアから30アンペア程度の電流を流すことを想定し、構成されています。
よく「ブレーカーが落ちる」などといいますが、契約した電流以上の電気が流れると自動的にブレーカーが落ちる仕組みになっています。
なお、屋内で分電盤の配線処理等ができる作業員は電気工事士の資格を保有した電気工事スタッフのみとなります。
一般家庭のように、電力の低い建物の場合は、第二種電気工事士の資格を持っていれば、電気工事に携わることができます。
判断基準となるのが、電力設備が500キロワットを超えているかどうか。
それによって第一種電気工事士の資格が必要になることもあります。